ビデオデッキがなくなってしまった現在も、
なぜか『ビデオテープ』を取っておいていませんか?

ビデオ「デッキ」をお持ちの人、どれくらいいるでしょう。何となく捨てずに持っていたとしても、ほとんど使っていないのではないでしょうか?

これが、ビデオ「テープ」を持っている人となると、意外に多いようです。

ビデオデッキは、ただの機械ですが、ビデオテープは、自分やお子さんが映っていたり、お気に入りのテレビ番組を録画したりしたものですから、なかなか捨てる気になりません。それは写真と同じように、いろいろな思い出が詰まったもの。

しかし、写真は見ようと思えば見ることができますが、ビデオテープはビデオデッキ(再生機)がなければ見ることができません。

その再生機が、うんともすんとも言わなくなっていたら・・・、もうお手上げです。

今回は、家に眠っているビデオテープのことを、少し考えてみましょう。

ビデオテープも劣化する?

プリント写真やフィルムが劣化するというお話は、何回かした通りです。

当たり前ですが、ビデオテープも、映像や音が劣化してしまいます。

理想的な保存状態だとしても30年ほど、最悪の場合は10年程度が、ビデオテープの寿命だそうです。

これでは、たとえビデオデッキを持っていたとしても、久しぶりにビデオテープを入れたら、きちんと再生できない可能性が大きいと言えます。

DVDにダビングしましょう!

解決方法は、DVDにダビングすることです。そうしておけば、劣化も食い止められますし、ご家庭で使っているDVDレコーダーやパソコンなどで、再生することもできます。

もちろん、ビデオの再生機がなければダビングはできません。

宣伝になってしまいますが、写真のデジタル化を行っている当店には、ビデオテープをDVDへダビングするサービスもあります。

VHSはもちろん、VHS-C、ベータ、Hi8、Digital8、miniDV、DVCAMなど、各種ビデオテープを取り扱っています。(※ただし、8mmフィルムは取り扱っていません。)

プロに任せた方が良い理由。

意外に知らない人が多いようですが、ビデオテープの劣化は経年変化によるものだけではありません。

カビが付着している場合があるのです。しかも厄介なことに、一見しただけでは、カビの有無は判断できません。

カビが付いているかどうかを見極め、残念ながら付着している場合には、その除去作業(有料)まで任せられるので、プロに依頼することおすすめします。

また当店では、整理する際に便利な、「シーンメニュー」や「インデックスシート」をお付けしており、特にインデックスシートは、再生しなくてもテープ(DVD)の内容が一目でわかるようになっています。

これは一目瞭然!カビの付着が進むと、こんな状態に!!

mold_videotape.jpg
お断りするビデオテープがある?

技術的な問題ではなく、著作権の問題から、法的にダビングが禁止されているものがあります。

冒頭で例に挙げたような、自分たちで撮影したホームビデオや、テレビ番組を家庭で観賞するために録画したビデオテープであれば、問題はありません。

しかし、購入したセルビデオ(販売していたビデオ)はダビングできないのです。コピーガードと言って、ダビングしようとしてもうまくいかないものが多いです。

これは、ビデオソフトとしてしか著作権料を支払っていないからです。

DVDソフトの著作権料を払わずに、それを入手することはできません。

そもそもDVDが販売されていない場合は、著作者がDVDの販売を許可していない可能性もあります。逆にDVDが販売されていれば、その金額を払うことが求められている、ということです。

これは、当店のようなプロがダビングすることが禁止されているだけではありません。

売買するわけではなく、個人的に観賞するために(コピーガードを破ってまで)ダビングすることも法律違反になりますから、充分に注意しましょう。

当店のビデオテープのDVDダビングサービスについて詳しくは、こちらをご覧ください。


【思い出アーキビスト® スマイル・シェアリング店長/樋口智久】

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掲載日:2015年5月16日
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