「ストックフォト」って知っていますか?
カメラが趣味の人たちや、仕事で写真素材を使用する人たちに、最近ずいぶん人気だそうです。
「ストックフォト」って何でしょう?
インターネット上で写真のデータを売買できるサービスが「ストックフォト」。サービスを仲介する専用の運営会社がいくつもあります。
売る人は、自分で撮った写真データを、その会社にネットを通じて提供します。
買う側は、そうして集まった多くの写真から必要なものを探し、気に入った写真があれば、使用料を支払ってダウンロードするというシステムです。
もちろん、プロのカメラマンも多く参加していますが、意外にも、アマチュアの人たちがたくさんの写真を提供しているようです。
運営会社によって異なりますが、9割以上が素人カメラマンというところも少なくないようです。
このサービスが人気な理由は?
写真を買っているのは、主に企業。パンフレットや広告などに使用するためにイメージ写真を探すらしいです。
理由は明快。ずばり、その金額です。
高いものでも数千円で、安いものでは500円程度の写真もあるとのこと。
カメラマンやモデルを自分たちで用意して、スタジオなどで撮影していたら、そんな金額では済まないのは当たり前です。
既存のレンタルフォト会社を利用した場合でも、広告に使用する目的では、数万円以上しますから、やはり非常に低価格だと言えますね。
写真を提供しているのは、アマチュア写真家が大半だと書きましたが、上記のように安価な上に、使用料の一部だけが報酬なので、プロが商売として参加するのは、難しいというのが大きな理由でしょう。
しかし、それでも提供者が多いのは、やはりアマチュアだから。
これまではただ撮影して、眺めたり、周囲に見せたりするだけだったものが、少額とはいえ対価が支払われるので、撮影のモチベーションになるのでしょう。
まして、企業のポスターやパンフレットなどに使われる可能性もあるのですから、腕自慢の素人カメラマンが挑戦したくなるのも分かります。
昔の写真が売れるかも!
自分が撮った写真でなくても大丈夫です。
もちろん、自分の持ち物でなければ困りますが、整理ダンスの奥に置いたままの写真でも、デジタル化すれば「ストックフォト」に提供できるんです。
どんな写真でもアップロードできるという前提(※)だから、ということはありますが、案外、売れる写真があるかも知れません。
買い手がつくのは、どんな写真でしょうか。もちろん写真として素晴らしければ、売れると思います。しかし、希少価値のある素材というのも、需要があるでしょう。
コンピューターグラフィックスで再現する以外には、現代では撮影することのできない、昔の風景、昔の建物や街並みなどは、なかなか手に入らない写真ですよね。
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」のような、古き良き時代の人々の暮らしぶりなどが写ったものなら、需要も結構あるのではないでしょうか。
置いておくだけなら、ただの邪魔物かも知れませんが、お金になる可能性があるとしたらいかがでしょう?大昔、若いころ、趣味でたくさん撮っていたSL写真や風景写真など、「宝の山」かもしれません!
そういうキッカケでもいいと思います。ちょっと可哀想な眠ったままの写真たちを、整理して見返す機会にしてみてはいかがでしょうか?
そういった写真のデジタル化なら、私たちスマイル・シェアリングにおまかせください。
(※)他人の権利を侵害するような写真、公序良俗に反する写真などは受け付けられない、というようなルールが、それぞれの運営会社で設定されていますので、ご注意ください。