写真デジタル化・スキャンサービスの店長ブログ


お預かりする写真やフィルムは「大切な思い出」。
その「大切な思い出」を丁寧に取り扱うことは、
写真をデジタル化する仕事の最低限の条件です!

カテゴリ:スマイル・シェアリングのサービスについて |掲載日:2015/06/15

当店では、お預かりするネガ・ポジフィルムやプリント写真を、お客さまの「大切な思い出」であると考えています。

目の届く範囲内で責任をもって保管しながら、写真一枚一枚をきちんとスキャンしていく。その作業を『当たり前』であるとすることが、掛け替えのない品物を扱う者としての誇りでもあるのです。

なかには人件費の安い国に自社の拠点を設けている会社もあります。東南アジアへ写真やフィルムをコンテナ単位で船舶輸送して、現地のスタッフに作業させるそうです。

もちろん、お客さまにとっても安い料金で写真をデジタル化できるというメリットはあります。しかし、本当にそんな方法をとってまで、安い料金を選択することが正しいと言えるのでしょうか。

温度や湿度の管理は万全かもしれません。けれども長い船の輸送では何があるか分かりません。空調機械の故障のリスクもあります。天候の悪化による衝撃や破損、喪失の恐れも無視するわけにはいかないでしょう。国内で別業者へ持って行くよりも遥かに危険かも知れません。

半年以上もかかって、元の写真たちは果たして無事に帰ってくるでしょうか......。


いくら自社で教育しても、日本で生まれ育った人とは違う!

東日本大震災の時、被災者のマナーの良さに、世界中の人々が驚嘆したというニュースは皆さまご存知でしょう。

また、スポーツの世界大会でも、ゴミを片付けるなど日本の応援団の振る舞いが、海外の人たちから称賛されるということもありました。

さらには、最近増加しているアジアからの観光客たちが、日本の清潔さや丁寧さ、心遣いなどに感激したという話題も見聞きします。

そして、日本国内の宅配会社のサービスは、配達時間のこまかな指定や、即座に対応してくれる再配達など、他国にはないきめ細やかなサービスを誇ります。

誤解のないように言っておきますが、別に、日本人が優等な国民だと言っているわけではありません。

前回の東京オリンピックの際には、外国から来た人たちに恥ずかしくないようにと、道路のゴミや糞尿などが問題視されたそうです。

たまたま現在の日本の習慣が、ほかの国と比較して清潔で丁寧になっているというだけかも知れません。

しかし、わざわざマニュアルにしなくても、そういう日本で生まれ育った人たちの一定レベル以上で発揮される丁寧さや心遣いは信用できるものですし、お客さまも無意識にそのレベルを当然のものとして要求しています。

こういう「習慣」となっていることは、マニュアルと教育で身に着けられるでしょうか?

もちろん、長い時間を費やせば可能でしょう。

しかし、それだけ長時間をかけて教育をしてから実作業に投入する、というのでは、人件費を安くすることは恐らくできないはずです。


安い人件費で使うという見識について

同じ商品ならば、安く買えた方がいいと思うのが普通でしょう。日本国内でも、価格競争などがあり、可能な限り安く商品を販売することで顧客数を確保しようとします。

『フェアトレード』という言葉をご存知でしょうか。

開発途上国で生産されたものを輸入する場合にも、その品物の価値を正当に評価し、適正価格で取り引きしよう、という考え方だそうです。

不公正な取引は、それらの国の貧困をさらに深刻化すると考えられています。

適正価格で継続的に購入することによって、立場の弱い人々の生活などは改善できるはずなのです。

日本の企業が、アジア各国で現地の人件費の安い労働力を使おうとするのは、このフェアトレードの精神に反するものではないでしょうか。

個人的なプリント写真やネガ・ポジフィルムのような「大切な思い出」であれば、さまざまな意味で、たとえ当店でなくても、丁寧に取り扱う専門業者と日本国内の宅配網に依頼されることをおすすめします。


【思い出アーキビスト® スマイル・シェアリング店長/樋口智久】

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